椎間板ヘルニア 手術体験記②

前回の続きです。

 

 

手術前日

朝から入院をし、食事は朝から晩まで普通に食べシャワーを済ませ手術の説明を受け、特にやることもないのでダラダラ過ごしていた。

 

手術当日

この日は朝に栄養補給水?(ポカリみたいなの)を2本飲んだきり、その日は飲食禁止。手術着になり、点滴を刺され手術室まで歩いて向かった。周りには笑顔を見せていたが、内心かなり不安だった。

手術室に入り台の上に寝かされた時、聞こえた音楽が『あいみょん』だった。1週間前くらいに聞いて良いな。と思った曲でかなりリラックスしていたのだが、1番のサビが終わるくらいに、医者からの「眠くなる薬入りまーす」で即寝落ちした。サビを聞ききったこの日から記憶はない。

 

3時間くらいで手術は無事に終わったのだが、そこから地獄が待っていた。

 

意識朦朧とする中で周りの看護師達が騒いでいるのだ。尿管カテーテルが正常に機能しておらず、でていないとの事。結果、一度抜いて差し直すと。入れる時は全身麻酔しているので分からなかったが、激痛らしい。抜くのは構わないが、差し直しは辞めてくれ。と懇願し、尿器にする事に。恥ずかしさもあったが、これ以上痛いことはしたくなかった。背中の傷は痛み止めで多少マシになっているが、色々な管がついていて動きづらいので、とても大変だった。片手で落下防止の柵にしがみついて横向きにならないと出来なかった。点滴のおかげでトイレは近いし、足にマッサージ機みたいなのをつけられ気になるし、スマホ使えば目が疲れて気分悪くなるしで全く眠れず、間違いなく人生で1番長い夜だった。

 

手術翌日

この日からベッド上で起き上がる事に許可が出る。歩行は背中に刺さっている血抜きの管が抜けるまで禁止なので、この日も尿器に。食事は朝から食べられるのだが、起き上がろうとすると傷口が痛み起き上がれない。看護師に言ったら、おにぎりにしてくれたので何とか食べれたが、白衣の天使は実在するんだと思った。ただ、自分は便通が良いのもあり、背中の管がとれて自分でトイレに行けるまで食事に気をつけようと決心していた。

 

この日の夜に点滴を外した。ちなみに痛いのは嫌いなので痛み止めの点滴を可能な限りしてもらっていた。これからは飲み薬か座薬になるらしい。

 

手術翌々日

血抜きの方も止まっていたため、朝の問診の時に外してもらえる事に。

その喜びと油断の結果、朝食で普段絶対飲まない苦手な牛乳を飲んでしまったのだ。先ほど書いたとおり自分は便通がよく危険な状態に。早くトイレに行きたいことを白衣の天使に告げると、先生がまだ来ていない為、容器に...と。それだけはプライドが許さなかったので脂汗をかきながら我慢していたら、早めに先生がきてくれて無事にトイレに間に合った笑

 

血抜きの管を外すときも若干痛みはありますが、固定しているテープが頑丈でそれを剥がされているときの方が痛かったと思った。

 

退院~現在

自分の場合は特にリハビリとか指導もなく、レントゲンを撮り手術をしてから4日後に退院した。

 

そして現在自宅療養中です。デスクワークなら2週間ほどで職場復帰OKみたいですが、僕の職場は体を使うので1ヶ月休みをもらいました。近所を散歩したりストレッチしたり、しっかり体を作っています。

 

 

現状&感想

あくまで自分の場合なんですが、左足の痛みはなくなりました。ただ、完治したのかと聞かれたら現状は?の状態です。というのも、左足の筋肉が落ちて柔軟性も全くなくなっています。特にハムストリングスが張ったままになっています。無理に伸ばそうとすると左足に痺れが走るため、再発を恐れながらストレッチをしています。なるべく腰に負担をかけないように意識したりウォーキングをしたりして仕事に復帰出来るように体力作りに励んでます。

 

手術したとこで再発の恐れがあるのが、ヘルニアの怖いところでもあります。しかし、生活を見直せば、ある程度は防止出来るみたいなので、まだヘルニアじゃない方、疑いのある方は筋トレ、ストレッチ、姿勢の見直しする事をおすすめします。本気で辛いです。